教育・研究設備

情報教育用コンピュータシステム

インターネット接続された実習用端末(PC)が86台あり、Linux/Windowsを使って計算機リテラシ、プログラミング演習、学生実験などのコンピュータ実習を取り入れた多くの講義・演習で利用されています。操作技術の習得からコンピュータに関する高度な応用技術への取り組みがなされています。本システムは24時間自由に使うことができ、学類内の接続ポート(個人のノートPCの接続も可能)や、学外からも総合メディア基盤センターを介して利用できるよう、便宜が図られています。

システムLSI設計教育・研究システム

本学類には、東京大学と全国9大学を結ぶ大規模集積システム設計教育研究センターネットワークの北陸地区サブセンターとして、最先端のVLSI設計設備を有しております。VLSIの構造を理解し、設計するための体系的な講義が準備されており、授業や学生実験で24時間自由に利用できます。半導体メーカを通じてオリジナルVLSIを作ることもでき、学生のアイデアと夢を一杯詰め込んだシステムLSIを世界に送り出しています。

ナノプロセス・VLSI評価施設

この施設には、新しいエレクトロニクス材料・デバイスの開発と評価の設備、サブミクロンサイズの微細加工(ナノプロセス)のための設備、大規模集積回路(VLSI)の評価設備が設置されています。太陽電池材料、新しいエレクトロニクス薄膜・光薄膜の創成、半導体レーザや光集積回路などの光デバイスや超高速電子デバイスの研究を行っています。

電磁波・音響実験施設

電磁波や音響関係の実験を行うには、外部からの電波や騒音を遮断して正確な測定を行う必要があります。そのための施設として磁気シールド室、電波暗室、無響室、防音室が設置されています。アンテナの電波伝播特性解析、電磁波・音響信号の周波数解析やスピーカの特性解析などの研究、及び学生実験などの教育に利用されています。

遺伝子工学実験装置

DNAや遺伝子の研究では、DNA配列を実験的に読み取ったり、DNA配列の特定部位を何百万倍にも増幅する必要があります。自動DNA配列決定装置では、蛍光ラベルされたDNAにレーザを照射することで、DNA配列を実験的に読み取ることが出来ます。またPCR装置では、高熱耐性菌由来の酵素を併用することで、DNA中の増幅したい部位を何百万倍にも増幅することができます。これらの装置を始めとして、様々な遺伝子工学実験装置を学生実験や卒業研究に利用することができます。

バイオインフォマティクスのための大規模計算機システム

生命情報の解析では、組み合わせが膨大なため、大規模計算を必要とする研究が沢山存在します。このような1台の計算機では処理し切れない研究に対処するために、大規模な並列計算を行う環境を構築しています。このシステムは、学生実験や卒業研究に利用することができます。