電気通信主任技術者
電気通信主任技術者は、電気通信ネットワークの工事、維持及び運用の監督責任者です。電気通信主任技術者の資格は、「伝送交換主任技術者」および「線路主任技術者」の2種類に分かれています。
伝送交換主任技術者は、電気通信事業用の伝送交換設備及びこれに附属する設備(伝送設備、無線設備、交換設備、その他のサーバや電力設備等)の工事、維持及び運用の監督を行います。
線路主任技術者は、電気通信事業用の線路設備及びこれらに付属する設備(電話線、光ファイバ等)の工事、維持および運用の監督を行います。
電子情報学類の学生は、伝送交換主任技術者になることを考えてば良いです。主な電気通信事業者(NTTやKDDI等)へ就職すると、この資格を取得するよう要請されます。
伝送交換主任技術者の資格を得る際に行われる試験科目は、以下のものです。
- 「電気通信システム」(電気通信工学の基礎、電気通信システムの大要)
- 「専門的能力試験」(伝送、無線、交換、データ通信、通信電力の専門分野の中から1つを選択)
- 「伝送交換設備および設備管理」
- 「法規」
このうち、電子情報学類の各コースで所定の単位を修得すると「電気通信システム」の試験が免除されます。
なお、学類を卒業する前でも、所定の単位を修得した時点で科目免除が受けられます。在学中に資格を取っておくと就職には有利です。
試験に関する詳細は、(財)日本データ通信協会電気通信国家試験センターのサイトを参照してください。また、疑問点は、電気電子コースでは山田実教員、情報システムコースと生命情報コースでは八木谷教員に問合せてください。